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温暖化と云うこと

地球温暖化の原因をどこに求めるのか、その論争が盛んですが、その最大のものは人口の爆発にあることを忘れる訳には行きません。世界の人口は七十五億人を超えたと云います。わが日本国に関しても、明治の初め頃には三千四百万人にも達していませんでした。人口減少を嘆く声が聞こえて来ますが、未だに日本の人口は一億二千万を超え、百五十年間に三倍以上の増加がありました。
そこで思うことは、まさか政策で人口を減らせとは云えない訳で、それどころか人手が足りないと途上国から働き手を集めています。何故人手が足りないかと云えば、現在の生活水準を低下させないためで、見方を変えれば先進国のエゴとも取れるわけです。二十世紀初頭には二十億しかいなかった人口が、将来的には九十億を超えると云われています。一人の人間が生きているだけで膨大な消費が起こり、膨大なゴミが発生します。当然のごとく物質を製造する段階で膨大な二酸化炭素も排出し、必然的に温暖化が進わけです。地球のあらゆる資源を食い尽くそうとしているように見えます。
二酸化炭素を削減して温暖化を阻止せよと云うが、一方では消費が伸びない、新商品の開発を急げと、大半の経済人や指導者は声高に叫びます。消費が伸びないと盛んに煽り、矛盾を矛盾と思わない単純な考えに幼稚ささえ感じます。物質文明の行き詰まりを随分前から感じていますが、人間の理性はそれに応えていません。
ではどうすればと問いかけることになりますが、奢ることなく消費を控えるしかないと思います。そうすれば経済が細るから受け入れられないと、単純な進歩主義が声を上げるでしょう。しかしそれに従えば、確実に人類は滅亡の道を進む事になると思えてなりません。

不羈庵(九州文学編集委員)

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