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お知らせ

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不易流行の文芸サブスクリプション

春めいてまいりました。文芸仲間の皆様いかがお過ごしでしょうか。
このサイトをご覧になる方はきっと文芸仲間でありましょう。三月といえば文芸誌の公募も多々あり、お忙しい日々ではないですか。ヘソ天もその一人、無理を承知で大波を超えようと毎夜キーボードに向かっております。
さて、同人誌は文芸の腕を磨く道場。切磋琢磨する場でありますが、投稿する同人の数も限りがあります。そこで本屋で平積みの本を手に取り、新聞の書評に目を通す。図書館で新刊を読んでみる。様々な本との出会いを通じて絶えず自分の中の文芸世界がよどまないよう、煮凝りにならぬよう気を付けているつもりではありますが、知らず知らずのうちに自分の好みに偏ってしまう、いわゆるエコーチェンバー状態になりがち。
そこでわたしは数か月前、ブンゲイデリバリなるものを購読し始めました。作家・翻訳家の西崎憲氏が毎週金曜に配信してくれる掌編小説のアンソロジーをメールで受け取り、ダウンロードして読む。ちなみに今週のメニューはカフカ、ダンセイニ、西崎憲氏書き下ろし、でした。非常に短い作品ばかりなので、わたしはいつも寝る前に読んでいます。古典あり、名もなき新人の作品あり。自分ではきっと一生開かなかったであろうようなチョイスが新鮮で面白く、ナンセンスとみえて考えさせられたりもする。普段サブスク嫌いのわたしですが、脳内の煮凝りを溶かそうと月コーヒー一杯程度の出費を始めた次第です。
昨日、九州文学590号が届きました。ずしりとくる重み、紙の手触り、インクの匂い。内容も充実、読み応え抜群です。実体を伴うブンゲイの良さというものはもちろん最上の楽しみです。同人誌と電子媒体。不易と流行、どちらも良きかな!です。

へそ天(九州文学同人)

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