近頃はマスゴミ(・・)などと批判されますが、なる程と頷けないこともありません。全国版の経済紙に、信用できないものの第一にマスコミが挙げられていたと思います。数年前までは政治家が一番で、とうとう逆転を許してしまいました。この事についてコメントしたマスコミを、寡聞にして知りません。
わたしが毎日読んでいる新聞で、決して読まない部分があります。それは社説や論説の部分です。何故読まないか？　それは馬鹿々々しいからです。思わず笑ってしまうタイトルもあります。いわく、「ロシアは何々しろ」「習近平は何々すべきだ」「岸田首相は何々すべきであろう」
いったいどこの誰が、このような発言ができるのでしょう？　なんだが壮士じみて、時代錯誤を感じてしまいます。もしくは昔年の啓蒙主義を思い出させます。恐らく、非常なエリート意識が働いているとしか思えません。もう一度ジャーナリズムやジャーナリストの語源に帰って、その意味を見詰め直す必要を感じるのです。
わたしはマスコミの意見など聞きたくありません。また必要でもありません。ただ事実を提供して頂くか、解説をして頂ければ、あとの判断は自己で行います。勿論、その結果を他人に押し付けることはしません。
「ジャーナリズム」・・・新聞・雑誌・放送を通じて時事的な情報を伝達する活動。またはその媒体機関
「ジャーナリスト」・・・新聞・雑誌・放送などの記者・編集者・寄稿者