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お知らせ

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SNSと同人誌

最近SNSを利用していない人の方が少ないくらい、SNSが普及しているようです。じっさい私の家人なども、チャットGTP先生に人生相談までしているようです。
かくいう私も、最近の政治系ユーチューバーの間で繰り広げられているもめ事が面白くて、ついのめり込んで見ていたりします。
SNSの困ることは、自分の頭で考えないで、安易に情報が得られることです。そして自分にとって心地よい情報ばかり見ていると、知らず知らずのうちに一定の意見に深入りしていき、偏った情報に染まってしまいます。
活字を読むより、見る、聞くだけで情報が入ってくる方が楽なので、人々が文章を読まなくなる。読む時間が無くなってしまう。これは同人誌にとって(もっと広く言えば活字媒体全体にとって)、脅威ではないでしょうか。
さらには、AIの存在が。
あきらかに邪道なやり方ですが、ためしにチャットGTPに自作の校正をやらせてみました。
結論から言うと、使えません。というか、使う気がしない。
本来言葉は不完全な道具なのだと思います。それをあれこれ切ったり張ったりしながら、自分の思ったニュアンスなり雰囲気に持っていく。その手作業のなかで自分の文章の癖なり味が出てくる。そういうあれこれいじった末の味のある手作りの地肌が、ペラっとした均質の塗料で塗り固められてしまった感じ。
あきらかな表記ミスの指摘は受け入れますが、ほとんどの校正は却下。
あれこれ試行錯誤しながら、言葉を積み重ねていく作業が創作の醍醐味であり、愉しさなんだと思います。
同人誌はサイバー空間に広く共有されている情報のクラウドと対極の独立性のある存在として、今後存在意義が増していくのではないでしょうか。

九州文学編集長 木島丈雄

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