創作のヒント⑥
しばらく休んでいた「創作のヒント」についてお話してみます。
私自身が創作してきた中で感じたり、いろいろな手引き本から個人的に参考になると感じたポイントです。
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小説は「説明」「描写」「会話」で出来ています。
「説明」=アクセルです。
「説明」によってストーリーが進行します。
「描写」=ブレーキです。
「描写」する間はストーリーが停止しますが、その間、読者がその細部を音や絵にしてイメージを定着させます。
「会話」=ニュートラルです。
「会話」により、より直接的に登場人物の感情を表現できます。また、「会話文」に方言を用いると、独特の味、雰囲気を醸し出すことができます。 -
読者がちゃんと着いて来ているか、作者だけが先走りしていないか。着いて来るよう、ちゃんとごちそうやおやつを与えているか、を考えることはとても重要です。
- 読者は描かれている状況やそこに至る事情をどこまで知っているか。
- 自分はこれまで読者にどこまで教えて来たか。
- 読者はどう感じるか、読者に作者が言いたいことが伝わっているか、読者はついてきているか、道に迷っていないか。
以上のことを確認するためには、いったん自分が言いたいことを頭の中から追放して、なにもわからない読者の目で自分の文章を読んでみることです。
九州文学編集長 木島丈雄