創作のヒント⑤
久々に創作のヒント集です。
- 自分がどんな絵を描きたいのかを自覚する
本来小説は自由なものです。
公序良俗に反しない限り、何をどう書いてもいい。
まったくのフリーハンドです。しかし、何もないところから何かを作り出すことは、逆に大変。
空白の紙を前にして、自分がどんなものを書こうとしているかを自覚することは大事なことです。
そのためのイメージ作りのために、自分がどんな絵を描こうとしているのか、を考えてみましょう。
たとえば、
・感じのいい風景画
・ポップアート
・山水画
・描線がギザギザにささくれだった抽象画
・無関係なものを組み合わせたコラージュ
・ぼわっとした霧の中みたいな絵
・超細密なスーパーリアリズム絵画
・マンガ
・etc・・・ - 自分は何に興味があるのかを自覚する
前項と同じアプローチで考えてみます。
自分はどんなものを書きたいのか? 自分はどんな物語に惹かれるのか? さらに突き詰めれば、自分はどんな事を書いているときが気持ちいいのか?
たとえば、
・人を追い込む社会のメカニズム
・ヒリヒリするような人間関係の軋轢
・滋味あふれる人生の味わい
・笑える話
・泣かせる話
・かっこいい文章
・頭の芯がキリキリするくらい難解な文章
・etc・・・
いろいろな事を考えて作品のイメージを膨らませて、あなただけの物語を紡いでいただきたいと思います。
九州文学編集長 木島丈雄