創作のヒント④
前回に引き続き、創作のヒント集です。
- BGMを設定する。
描こうとする場面の雰囲気を如実に表すBGMを考える。その音楽を聴きながら書くと、うまくいけば作品のムードがその音楽のムードに統一されて、筆が進む場合があります。
ただし、文章に集中している時には、逆に音楽が邪魔になるときもあります。
私の場合、描きたい場面をイメージする音楽を聴きながら言葉を紡ぎ始めます。ジャズなどがそういう作業には向いていると思います。しかし、文章に集中し始めると音楽はまったく聴いておらず、いつの間にか曲は終わっています。
日本語の歌詞のある歌は、どうしても言葉がかぶって思考の妨げとなるのでお勧めしません。 - 登場人物の造形には、現実に存在する人物を利用。
登場人物の造形には、現実に存在する人物を利用します。
たとえば映画で見た俳優、または現実に見知っている実在の人物など。
頭の中に現実の人物がいるので、その人物の動きをあれこれ想像しながら淡々と描写すればいいのです。
登場人物のイメージが頭の中で実体化しているので、描写が生々しくなります。
何もないところから人物を造形するより現実的な描写ができます。
九州文学編集長 木島丈雄