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創作のヒント③

昨年に引き続き、創作のヒント集です。
 私が小説執筆の現場で得た教訓です。思いつく限りを列挙しております。私が手探りで掴んだノウハウ集です。

  1. 神は細部に宿る
    リアティティをおろそかにしてはいけません。
    小説は、作者が考えた問題意識を浮き彫りにするため、ある状況を設定して、その中で活動する人間像を描くものです。
    その人物への共感をかきたてるためには、細部にわたって描き込み、「自分もそうするだろう」と納得させることが不可欠です。その、「自分もそうする」と読者に感じさせ、小説世界に引き込む鍵が、リアリティという事だと思います。
  2. リアリティを感じさせる描き方
    あなたがエピソードとして描こうとしている世界に入り込んでください。そして、主人公として設定している人物に乗り移って下さい。与えたシュチュエーションによってどんな気持ちになっているか。腹が立っているのか、愉快なのか。
    その他、どのような事が最大の関心事であるのか、暑いのか、寒いのか、腹が減っているのか。等々。
    そういう風に、作中人物になりきって描けば、読者を作品世界に引き込み、臨場感を感じさせることができると思います。
九州文学編集長 木島丈雄

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