おみくじ
今回も取りとめもない雑談を一つ。
おみくじで、「凶」を引いたことがあります。
「病治らず」、「待ち人来らず」、「失せ物出ず」、「縁談まとまらず」、「よろず悪ろし」
「思い通りにならないのはこの世の常なり。神仏を念じ時期を待つべし」等々。
あまりの言われように気分を変えようと、別の神社で再びおみくじを引いたのだがまたしても「凶」。
「いいさ、今が悪くてもこれから良くなっていくんだから」などと友人が慰めてくれたのですが、すぐあとの異動でとんでもない赴任先に異動となり、一年以上かなりのストレスにさらされたのでした。
別の話。
くだんの友人が神社でおみくじを引く時、何を思ったか、巫女さんにお金を差し出して、「大吉一枚」と言ったのです。「はんぺん一枚ください」みたいな感じで。
巫女さんのその時の返事がふるっていました。
「そういう出し方はしておりません」
そりゃそうだろうなと思いましたね。
九州文学編集長 木島丈雄