あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
令和七年の幕開けです。皆様、清々しい気分で新年をお迎えのことと思います。
さて、そうは申しましても、歳をとると、一年がだんだん短くなり、感激も薄くなってまいります。なぜって、人生全体から見たら、今年一年も年齢分の一。私の場合、六十八分の一なんですから。
しかしながら、この年になっても、私には、毎年心ときめく出会いがあるんです。
それは、「九州文学」の編集長というお役目をいただいているから。
毎年、「九州文学」に参加したい、ということで、複数の方が電話、手紙、メールで私に連絡して来られます。
そこで、作品を送っていただくわけですが、同人誌に参加したいとおっしゃるだけに、その方々が構築された作品世界が生半可なものではない。
そこには、私がまったく知らなかった人生の経験が綴られています。未知の感性に彩られた新しい世界が開かれているのです。
そんな作品に接した時、私は、同人誌をやっていてよかったとつくづく感じるのです。
皆様、本年こそは「九州文学」に参加されて、皆様が心の中で培ってこられた素晴らしい世界を、広く外の世界に向って発信してみませんか。
九州文学編集長 木島丈雄